やわらかい共有メモ

妊娠中の撮影メモ

無理のない範囲で、安心を優先しながら撮影を楽しむための、やさしい目安です。
体調や健診の結果は人それぞれなので、最終的にはご本人の感覚と、担当の産科・助産師さんの案内をいちばん大切にしてください。

この春から秋にかけての撮影を想定した、かなり保守的な目安です。
「撮れるかどうか」よりも、「負担が少ないかどうか」を基準にしています。

まず大事にしたいこと

妊娠中でも、体調が安定していて医師から制限が出ていなければ、日常的な軽い活動は続けられることが多いです。
ただし撮影は、立つ・移動する・待つ・姿勢を保つなど、思ったより負担が重なりやすいので、一段軽めに組むのが安心です。

基本の考え方
近場・短時間・休憩多め・座れる場所あり・水分を取りやすい環境、を基本にすると安心です。

時期ごとの、やさしい目安

あくまで一般的な目安です。体調に波がある日は、もっと軽くして大丈夫です。

4月〜5月中旬ごろ

体調の波が出やすい時期

眠気、つわり、匂い、だるさなどの個人差が大きい時期です。
45〜60分ほど、長くても90分以内を目安にして、座り中心・上半身中心だと負担が少なめです。

5月下旬〜8月ごろ

比較的動ける日もある時期

一見動けそうでも、立ちっぱなしや移動の積み重ねで疲れやすいことがあります。
60分前後を目安に、15〜20分ごとに小休憩が安心です。

9月〜10月中旬ごろ

かなり軽め運用に切り替えたい時期

基本は室内や近場で、30〜45分程度が無理のない目安です。
頻繁な移動、何度も立つ・しゃがむ動き、暑い屋外は避けたいところです。

10月下旬〜11月上旬ごろ

ごく限定的に

撮るなら自宅近く・室内・座り中心・20〜30分ほどで、かなりやさしく。
「今日はやめておこう」が自然に言える前提があると安心です。

11月中旬以降

通常の作品撮りは、原則お休み

この時期は、撮影よりもまず体調優先で。どうしてもなら、短い記録的なカットを少しだけ、くらいが無難です。

マタニティ撮影を考えるなら

補足として、いわゆるマタニティ撮影をするなら、お腹の丸みがわかりやすくなってきて、なおかつ後半の負担が強くなりすぎる前が、一般的にはちょうどよいとされることが多いです。

目安としては
7〜8か月ごろ、週数でいうと28〜34週くらいまでをひとつの目安にすると、無理なく予定を立てやすいです。
やさしい考え方
「いちばんきれいに見える時期」を狙うより、安心して撮れる日に合わせるのがおすすめです。
体調に不安があるとき、張りやすいとき、医師や助産師さんから安静の案内があるときは、無理に予定を入れないで大丈夫です。

向いている撮影

負担が少なめ

  • 椅子やソファでの座りポーズ
  • 壁にもたれる
  • 上半身〜半身中心
  • 自然光やシンプルなライティング
  • 衣装替えは少なめ
  • トイレが近い場所
  • すぐ休める室内
  • フラットな靴

できれば避けたいこと

  • 炎天下や寒い屋外
  • 長時間ロケ
  • 坂・階段・長い徒歩移動
  • 高いヒール
  • 重い小道具や荷物
  • お腹を締める衣装
  • ジャンプや早歩き
  • 長いあお向け姿勢
迷ったときの合言葉
「盛れるかどうか」より、「終わったあとに疲れすぎないかどうか」で決めるのがおすすめです。

一度の撮影時間の目安

実際は、撮影そのものよりも、移動・待機・準備で疲れやすいことがあります。
なので、撮影時間だけでなく、前後の拘束時間も短めにできると理想的です。

安心しやすい流れ
最初の10分は軽いカットだけ → こまめに休憩 → 少しでも疲れたら終了、くらいがちょうどいいです。

その日の進め方のヒント

撮影をやめて相談したいサイン

次のような症状があれば、撮影は中止して、担当の産科・助産師さんや地域の案内先に相談してください。

  • 出血、または水っぽいものが出る
  • お腹の強い痛み、規則的な張り
  • めまい、ふらつき、息苦しさ、胸の痛み
  • 強い頭痛、見え方の異常、肋骨の下の痛み
  • 後半に入ってから、赤ちゃんの動きがいつもより少ない感じがする
16週以降の「あお向け」について
長くあお向けでいると、お腹の重みで血流が戻りにくくなり、気分が悪くなったり、ふらついたりすることがあります。
寝るポーズが必要な場合は、横向きや上体を少し起こした姿勢の方が安心しやすいです。
後半の「胎動」について
妊娠後半は、赤ちゃんの動きが「少し違う気がする」という感覚も大切です。
「様子を見よう」と先延ばしにせず、気になるときは早めの相談が安心です。

このページのスタンス

このメモは、「撮れる・撮れない」を決めるためではなく、モデルさんが撮影を検討するときの、やさしい目安を共有するためのものです。
家のこと、お仕事、上のお子さんたちの予定なども重なる時期だからこそ、ほんの少しでも負担が軽くなるように、撮影側もやさしく調整できたらと思っています。

今日は無理しない。少しでも迷ったら、短くする・休む・延期する。そんなくらいでちょうどいいです。